歯周病治療

歯周病の怖さと治療法

歯周病は自覚症状がないままに進行し、虫歯よりも歯を失うリスクが高い病気です。
歯周病のために歯の数が少なくなってしまうと、残された歯に大きな負担がかかり、より口内環境の悪化に繋がります。
歯周病の進行を確認するためには、歯周ポケットの深さを測定し、出血のある部位や歯の動揺などを調べます。
歯周病の症状が見られる場合にはその原因を取り除く措置が必要となり、主に「スケーリング・ルートプレーニング(SRP)」と呼ばれる治療法によって歯磨きだけでは取り除けないプラークや歯石を落としていきます。
この治療によって歯ぐきが下がるように感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは腫れていた歯ぐきが引き締まったことを意味しており、歯ぐきを腫らしたままではますます歯周病が進んでしまいます。
早めの治療を受けていただくことによって歯ぐきの下がり具合を少なく抑えることができます。

噛み合わせを考慮した歯周病治療

当院では歯周病治療の際に「咬合(噛み合わせ)の分散」ということを念頭に置きながら処置を行っています。
部分的に歯が当たる部分と 当たらない部分が混在していると、負担が大きくかかる歯についてはどうしても歯周病の進行も早くなってしまいます。
どの部分の歯にも均等な力がかかるような咬合を意識しながら治療を行いますが、噛み合わせは人によって大きく異なりますので、患者さまそれぞれのお口の状態に合わせて治療の進め方を考えていきます。
歯周病の症状の改善を目指しながら、同時に噛み合わせの力が歯列全体に分散して、バランス良く噛める理想的な状態を追求しています。

再発防止のための定期的なメンテナンス

歯周病は「完全に治す」ということは難しい病気ですが、適切な治療を行えば進行を抑えることが可能です。
実際に、40歳や50歳の頃に重度の歯周病で多くの歯を失ってしまった方でも、その後の20年間を継続して治療を行うことで、その間は1本も抜かずに済んだというケースもあります。
しかし一度進行を止めることができても、日々のブラッシングが不充分だったり、日々の忙しさを理由に歯科医院での定期的なメンテナンスを怠っていたりすると、細菌が活動を再開して歯周ポケットが深くなり、容易に再発を起こします。
一生自分の歯で噛み、健康で快適な生活を送るためには、治療によって症状が改善してもそれで安心せずに、継続して歯周病対策を行っていくことが大切です。

高品質な治療で健康な歯ぐきに

歯周病の基本治療であるルートプレーニングでは、キュレットとよばれる器具を使い、スケーリングでも除去しきれない歯ぐきの深い部分に付着する歯垢や歯石を取り除きます。
キュレットには先端に刃がついており、このエッジを歯根表面に当てて汚染された歯根の表層を削りとります。
キュレットは料理人における包丁と同じようなもので、使い込んでくると刃が丸くなり切れ味が落ちるため、定期的にシャープニングする必要があります。

歯周治療を行い、刃が小さくなるほどキュレットを使い込み、なおかつ咬合も見ることができる医師にこそ高度な歯周病治療が可能になります。
小島歯科の院長は大学院で歯周病を専門的に学んできた経歴を持つ歯周病のスペシャリストです。歯ぐきの出血や歯がグラグラするなど、気になる症状がある方はできるだけ早めにご相談ください。

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