義歯・入れ歯

咬合平面を念頭に置いた義歯治療

入れ歯を製作する際、いかなる時にも常に考慮しているのは「咬合平面を大切にする」という点です。
咬合平面とは噛み合わせの基準となる平面を指し、「歯の並びが左右対称になっており、凹凸がなく、両目の中心を結んだ線と平行である状態」であれば整った咬合平面だと言えます。

歯が抜けた状態で長い間放置していると、 噛み合う相手のなくなった反対側の歯が伸びていき、さらに左右の歯も抜けた歯のスペースを埋めるように移動したり倒れたりすることによって、噛み合わせや歯並びが崩壊していきます。
そのようにして咬合平面からずれた歯がある場合には、まずはその部分を治す必要があります。
一部の歯がずれたままで入れ歯を作ってしまうと、最終的にはしっかり噛むことができなくなるためです。

再現性にすぐれた入れ歯

入れ歯の治療では、健康な状態と比較すると少なくなっている天然の歯をしっかりと活かしながら、歯科医師の腕によって患者さまの元の顔立ちや噛み合わせ、歯並び、歯や歯ぐきの状態を再現する必要があります。
噛み合わせの再現性を可能な限り追求した入れ歯であれば、違和感を感じたりずれたりすることがなく、十分な咬合力も発揮できます。
必要に応じてレジンを盛るなどの方法で噛み合わせを整えた上で、上下の歯がしっかりと噛み合って、顎を前後左右スムーズに動かせる入れ歯を作っていきます。
上下どちらかの歯の調子が悪い時に、問題のない側も合わせて治すことが多いのは、上と下のバランスを重視しているためです。
機能性、安定性、そして再現性をできる限り高められるように、お口の状態を常に確認しながら慎重に義歯の製作を進めていきます。

小島歯科で取り扱っている入れ歯の種類

当院では保険適用内のベーシックな入れ歯はもちろん、ご要望に応じて自費診療の入れ歯も扱っています。
床の部分に金属を用いて厚みを減らした「金属床義歯」や、残っている歯に内冠という冠を被せ、義歯の内部に作られた外冠と一体化して装着する構造の「コーヌステレスコープ義歯」、鍵と鍵穴のような細工を施して入れ歯を固定する「リーゲルテレスコープ義歯」、歯に取り付けた磁石で入れ歯を固定する「磁性アタッチメント義歯」など、多くの種類をご用意しています。
残っている歯の数と健康状態を考慮して、患者さまの入れ歯に対するご希望をじっくりと伺った上で、どのような入れ歯をお作りするかを決めていきます。

しっかり噛める入れ歯で快適な毎日を

近年では、歯が失われた部分に人工歯根を埋めてその上に人工の歯冠を作るインプラント治療が普及してきましたが、糖尿病を患っている方や、服用している薬の関係で手術が不可能な方、外科手術に不安感をお持ちの方など、インプラントを選択することが不可能な方も少なくありません。
お口全体の状況をきちんと把握して、お口の状態に合った入れ歯を選択して作ることで、入れ歯でもしっかりと噛めるようになります。歯を失った後の治療法でお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

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